孤独のメッセージ/ポリス


再開します、病室でのエピソードの、フィクション(Dig It)

一人の看室にやってきた彼は「大治さんに殺してもらえないか お願いです」と言った 看護長も先輩も食堂 十五分は帰ってこない 大変なことだが 話を聞くしかない 「どうしてか お話いただけますか」と言いながら様子を観察した 両手には何ももたず タンガリーのシャツにジャージ いつもの格好「院長に 元気になったら退院しようと言われた 考えたが おれはげんきになれそうにない」「病院のみなは 俺を嫌っている もう道がない 死ぬしかない」 そんなことを言って 首を切る真似をした 表情はいつもと変わり無いが 体は固い 何かいわなくちゃ