レイトフォーザスカイ/ジャクソンブラウン


私のストレス解消方
「神よ変えられないことを受け入れていく平静さと、変えられることを変える勇気と、その二つを見わける賢さをお与えください。」これは、AA(アルコール・アノニムス)の「平穏の祈り」です。ストレスの対応についてのヒントになる言葉ではないでしょうか。
酒を飲む体を動かす、叫んだり歌ったりいわば非日常的な環境・状況に自分を持っていく。これは、うまくコントロールできていればとっても効果がありますね。私もよく使う解消法です。けれども、副作用のようなこともあります。やりすぎてしまったり、十分でなかったりすることで、また新たなストレスを生んでしまう。元のストレスの内容によっては、意味がないなぁとむなしく感じてしまうこともあります。突発的な出来事、何かを失うこと、それらは大きなストレスになります。その一方で、日常で繰り返される小さなストレスもあります。人は案外、些細な言い間違いや小さな無視に傷ついてしまう。小さなストレスは繰り返され、重なることで大きなダメージを受ける。変えられていくことは変えていく、そんな前向きの気持ちは持つべきだと思います。しかし、変わらないようにしか見えないこともあります。自分の無能をひとりで嘆くままでいいか。閉じてしまってもよいか。たとえば人から受けるストレスには、人とコミュニケーションをとることでしか解消しないものもあると、私は考えます。そしてそれらは、日常のコミュニケーションの中でしか解消できない。はっきりと、自分の欲求を口に出したり、問題にしたり、難しい状態をわかってもらうこと。そこに結論は出なくても自分について聞いてもらう回路を持ち続けること。自分を説明するために、何を苛立っているのか、何をストレスと感じているのかを、論理的に正確に伝えること。具体的な方法としては「Xという行動を、状況Yで行うと私はZという気持ちになる。そういうふうに論理的に自分を説明すること、考えることこれが、「平静さと、勇気と、賢さを結果的に生み出し、ストレスを解消するんだと考えます。結論は出ず、ハッピーエンドはなくても。