ハーツアンドボーンズ

こころの治療薬ハンドブック〈2003年〉

こころの治療薬ハンドブック〈2003年〉

例えば、もぐもぐしちゃったり、固まっちゃったりという典型的な錐体外路症状が出ている患者さんが、何らかの理由で熱を出しちゃった場合。日曜日、主治医のいない日。精神薬を抜かなきゃいけないってことになってる時。抗パーキンソン症状薬であるタスモリンまで抜いちゃっていいのか、とか。

例えば、臨時定期の名のもとに、セルシンを昼間うってる患者さんが、夜間そわそわして眠れないから追加で注射打ってくれって言ってきた場合。深夜。

看護師が判断するって建前は無いけれども、それでもどうするか決めなきゃならない場合もある。看護のボーダーちょっと超えてね。

そんなときに、やっぱ薬のことわかって無きゃな、と思う。まあ、精神科のお医者に限らずだろうけど、彼らは特に、いろんな薬の調合?さじ加減の調整のことをいつも考えてるんだろうし、と、最近になってわかってきたね。アンチミニドクターとはいいながら、こんな本を買ってみたりして。わかりやすさと専門性と実用性。名著だと思う。