悲しきサルタン / ダイアー・ストレイツ


湯島の祈り
前略
○○○○様、先ほど友人宅から朝帰りいたしました。こっちに出てきてから長い付き合いの友人が、合格祝いということで鍋に酒で祝ってくれた。みんな独身だ、いいとしの独身男にハウルはイマイチだったみたい。国士無双スペシャルバージョンに、エビスで、しこたま酔っ払ってしまった。そうして「今年は酔っ払うぞ」なんて宣言したのさ。さてと、朝も早くからなんでこんな手紙をしたためているかというと、今は離れていても、友達っていうのは、いいものだと、素朴に思ったから、それを伝えたく候?今日、湯島で皆の資格試験の合格を拝んだり、絵馬を描いたり、ひとしきり、神聖な?場所でウロウロしながら、誰かのために、祈るなんて、なかなかない事だな、そうして、祈る相手になんかそうそう出会えないんだ(なかった)な、と思ったんだ。思う相手は、それにふさわしい人たちだ、とも。○○は時にじれったいが、同じ目を持っているし誠実であろうとしている。○ちゃんは、妹のようにかわいいく、純粋だ。それなりに信頼してくれて?いるのかなとも思う。○○ちゃんの優しさとグットセンスオブユーモアにはほっとするし、僕は彼女のファンでもある。そして○ちゃんとはまるで双子のような感覚を持っている。まったく、似すぎて腹が立つくらい?。そのほかの人々の事は今ここでは省略するが、僕は、君たちを大事にしたい。これからもずっと。そうして、今日の古い友人みたいに、久しぶりに会っても、何か、感情を瞬時に共有できるようであればと思う。このところ、迷惑をかけているが、刹那的な考えや言動は、虚栄心?それともその裏返し、あなたの言うように、自分自身を愛さない為のトリックだったんだろう。さよならはもう言わないでおこう。そして、これからも、皆を大事にしていきながら、自分のことも大事にしよう。とおもったよ。僕は何処にも逃げないだろうな。君らのために、祈ったんだもの。そういったことを、伝えられる相手がいることは、嬉しい。ありがとう。これからもよろしく。
                           草々